【ポンド最強】海外赴任先の通貨が最終的な給料に与える影響

海外赴任先では現地通貨で給料をもらいます。

そして、帰任時には赴任先の銀行口座は閉鎖するのが一般的です。

マネーロンダリング対策ですね。

似たような赴任先なのに給与に違いはあるのか?あんまり出てこない裏話的なものとしてお聞きください。

同じ通貨なのに国によって貰える額が異なる

例えばヨーロッパだと、フランスとスペインはおなじ通貨であるユーロを使っています。

ですが、基本的にフランスのほうが物価が高いです。

生計費はフランスのほうが高い、とすると、日本円で同じ給料をもらっていた人がフランスに行った場合とスペインに行った場合では、貰える額が異なります。

イメージ的には、物価全体で1割違えば、貰える給料も1割違うイメージです。

ここから貯金して旅行したり、日本に帰国したりすることを考えると、どうしても物価が高い国のほうが有利になってしまいます。

これを補うためにハードシップ手当を支給している会社もあるのですが、私の会社では先進国でもらっている人は聞いたことがありません。

会社に寄りますが、物価が高い国のほうが貰える金額が増えるのは認識しておきましょう。

為替レートは給与に関係ある?ない?

実は、為替レートは給与に関係ないことがほとんどです。

というのもの、先ほど書いたように、物価によって貰える額が決まっているため、

例えば日本で給料30万円の人が赴任するとして、

30万円使って買えるものを、フランスでは3000ユーロで買えるとなると、支給額は3000ユーロです。

イギリスの場合も同じ考えなので、3000ポンドとなります。

ではどこで差が出てくるかというと、先ほど書いた物価と、帰国時に日本円に両替するタイミングで差が出てきます。

日本円に両替するということは、当然のことながら円安のレートのほうが有利です。

100ユーロは14500円ですが、100ポンドは16500円になります。

つまり、円安の国に赴任したほうが、帰国時の残高は増えることになります。

現地で使い切ってしまえば別ですが、ある程度残っている場合は為替レートが大きく響いてきます。

実は同じ国でも都市によって給料が異なる

これも物価に応じて給与を変えることによる弊害でありメリットです。

例えば、フランスはパリと地方田舎都市では10%ほど物価に差があるとされています。

日本で東京の物価が高い!と言われているのと同じ理由です。

そういった面から、海外赴任は赴任先の国ではなく、都市で物価を見ています。

そのため、同じ国に支社が複数ある場合、首都と地方では給与に差が出ます。

日本国内の勤務地手当が織り込まれているのがイメージに近いでしょうか?

同じ仕事をしているはずなのに住む場所によって給与が変わるのも変な感じがします。

地方民から見ると、生活が充実しててお金をたくさんもらえるなんてずるい!

大都市民から見ると、物価が安くて環境のいい地方に住めてずるい!

という感じでしょうか。

さいごに

今回は私の観測範囲における物価と為替レート影響について書いてみました。

もちろん、会社によっては物価で給与を買える仕組みにしていない場合もあるのでご注意ください。

今回は同じ会社に勤めているのになんかあの国の赴任者は羽振りいいな?と思ったときの理由を説明委する助けになるかなと思って書いてみました。

お金の事情は国が変わっても気になるもの。特に同じ会社だと特にそうです。

物価を知れば相手の給料も何となくわかるので、参考にしてみてください。

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