海外赴任・海外駐在するにはどうすればいいか?

ここではただの平社員。TOEIC400点から海外駐在員になった私の体験をもとにどうすれば海外駐在員になれるのかを紹介していきます。
ちなみに赴任して3年、TOEICの点は上がっていません。何せ駐在先がフランスですから。


ポイントは3つです。

  • 行きたい国に駐在先がある会社に入社する。
  • 駐在先に人を出している部署に異動する。
  • 海外駐在したいです!と言い続ける。

行きたい国に駐在先がある会社に入社する。

まずはこれです。
海外駐在したくても、働いている会社にそもそも駐在先がなければ海外赴任はできません。
もしかしたら初の海外拠点立ち上げということもあるかもしれませんが、あるかないかわからないものに期待するよりも、あるところに入社するほうがいいでしょう。
そして、アジアの発展途上国に行きたいのか、それともフランスやイギリス、アメリカに行きたいのかで会社も変わってきます。
商社だと世界どこでも可能性がありますし、逆に電機メーカーは営業なら販売会社、技術職なら研究開発拠点や生産工場などどこの国に何があるのかで選ぶことができます。
例えば海外勤務者数がTOPのトヨタ自動車は、世界各地に拠点があります。
でもスペインとポルトガルには生産会社も統括会社もありません。
ということは大学時代にスペイン語勉強したしスペインに行きたい!ということはトヨタでは叶わないので、ほかの会社のほうがいいということになります。

駐在先に人を出している部署に異動する。

駐在先に人を送り出す部門って、ある程度決まっています。
例えば技術職の場合、工場で作っているものと無関係な部門から人を送り込むことはまずありません。
管理系も同じです。
知財の仕事をしている人を工場に送り込んだりはまずないです。
そのため、入社した後に海外赴任とは全く関係ない部署に配属になった場合には、素直に転職するか、社内異動の機会を待ちましょう。
私の場合は何回か社内異動をしたのち、つぶしのきく汎用技術を持っていたため海外駐在員になることができました。
もし社内異動を待てない、社内異動制度がない場合は、素直に転職してしまうしかありません。
ただ、辞める前に、「海外駐在員になれないならやめます」と直談判はしてみましょう。
言うだけならただです。

海外駐在したいです!と言い続ける。

直接社長や経営層と話す機会がない規模の会社の場合、これがめちゃくちゃ大事です。
たとえ語学力が社内の基準を超えてなくても言い続けましょう。
海外駐在員はエリートだと思っていませんか? でも、実際は普通の人も多いです。
もちろんバリバリ仕事するエリート人材もいますが、日本で働きたくて海外に行きたくないエリートと、普通の仕事しかできないし語学力も低いけどものすごく海外駐在員を熱望する社員がいたら、上司は判断に迷ってくれます。
そしてチャンスを得たらこちらのもの。
海外駐在しながら語学力を高めて、やりたかったことを経験しましょう。
ちなみに私の場合は、海外駐在してみたいですと言い続けたこと、思いのほか海外に行きたい人がいなかったためライバルがいなかったことが選ばれた理由だったようです。
なので語学力は二の次でした。そもそも行き先がフランス語なこともあり、フランス語できる技術者なんて駐在員で定期的に送り込めるほどいないということもあります。
なのでまずは言ってみること。そうしていると、「行きたいならこうするといいよ」「もうちょっとここが伸びれば推薦するよ」と言ってくれる人が出てきます。
一度は経験してみたいと思っている人は、とりあえず上司や同僚にあの国で仕事してみたいんだということを言ってみましょう。

補足 大手か中小か

何回か海外駐在員として海外へ行ってみたい、まずは経験してみたい、だけど絶対に必要なわけではないという場合は、大手企業を目指してみましょう。
というのは、大手企業というのはずっと海外行きっぱなしということはありませんし、行く前に5年と決めたらよほどのことがない限り5年で帰してくれます。
なので、一度は経験してみたいという人は大手企業への入社を目指し、そのあと海外駐在を希望するのがおすすめです。
行ってみて自分に合わないなと思っても、帰りが決まっていると気が楽になためです。
ただ大手商社は事情が違うらしいので気を付けてください。
逆に、ずっと海外を飛び回ってたいという人には商社や中小がおすすめです。
ただしこちらの場合は自由裁量が大きい分、日本人は自分一人ということもあるかもしれません。
中小企業だと特に情報が少なかったり、行った人次第で感想が大きく違ったり、待遇が人によって変わったりと事前調査はしっかりしておきましょう。
ただし、母数が少ない分、希望は通りやすいという会社もあります。
そのため、入社してすぐ海外!という人は事前にしっかり調査しておくことをおすすめします。
ちなみに、私は前述のとおり語学力はない状態から海外駐在員になりましたが、やはりフランスで生活するにも英語ができるとだいぶ違うなと感じることが多々あります。
語学力の習得には時間がかかるので、行きたい国の言葉はゆっくりとでもいいので学習しておくことをおすすめします。

最後にまとめです。

・海外駐在員になるには海外駐在員を出している会社に就職・転職しよう
・駐在員になりたいことを言い続けよう
・語学力は余裕がある限り磨こう

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