海外赴任するときに車は売るべき?とっとくべき?

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海外赴任前には、車をどうするか悩むことがありますよね。

特に、長年連れ添った愛車の場合や、買ったばかりの新車の場合には余計に悩んでしまいます。

実際に、日本で所有している車を海外に輸送することもできますが、手続きが面倒だったり、トラブルが発生する可能性もあります。

一方で、車を売ってしまえば、手続きや費用の面での負担が減りますが、愛着のある車を手放すことにもなります。今のモノ不足を考えると、欲しい車を買おうとすると1年以上待つ可能性もそれなりにあるでしょう。

そこで、今回は、海外赴任前に車を売るかどうか迷っている方へ、アドバイスをお届けします。

この記事でこんな悩みを解決!

  • 車を持っていくべきか保管しておくべきか
  • 売った場合のメリットは?
  • 持っていった場合のメリットは?
  • 実際に海外赴任中に感じた車に関する情報
  • 車を保管した場合のメリットとデメリット
  • 売る前にやっておくこと

ちなみに、私は車を買おうか悩んでいる状態で海外赴任したため、売った同僚、日本で保管することにした同僚に詳しく聞いてみました。



車を持っていくべきか保管しておくべきか

売った場合のメリットは?

まずは、車を売ることで解決できる悩みについて考えてみましょう。

車を売ることで、以下のような悩みが解決できます。

  1. 手続きが煩雑で費用がかかる問題が解決する
    海外に車を持っていくには、輸送業者を使ったり、関税や税金を支払ったり、海外の自動車規制に従った改造を施したりする必要があります。
    これらの手続きは非常に煩雑で、自分でできないことも多いため、結構な費用もかかることがあります。
    当然のことながら、車を売ることで、この手続きや費用の負担を回避できます。
  2. 車の管理やメンテナンスの問題が解決
    車を持ち込むとなると、管理やメンテナンスも必要です。
    しかし、海外での車の管理やメンテナンスは、日本と異なります。
    日本で売っている車と同じ型式も海外で売られていますが、日本仕様と海外使用は結構な違いがあるんです。
    そのため、メーカーのディーラーでないと修理部品が手に入らなかったりします。
    わかりやすいのは右ハンドルと左ハンドルの違いでしょう。
    内部の部品が異なっていることもあるため、故障時にや定期メンテナンス時に非常に時間がかかったり、そもそもメンテナンスを断られることもあります。
    車を売ることで、管理やメンテナンスの問題からも解放されることができます。
  3. 海外での生活費にあてられる
    海外での生活費は、当然のことながら日本と異なるため、予想以上に高くつくことがあります。
    車を売ることで、その分のお金を手に入れることができるため、海外での生活費を補填することができます。
    もちろん、海外で車を買う場合にはそのために使うことができます。

持っていった場合のメリットは?

続いて、車を持って行った場合のメリットも考えてみましょう

  1. 使い慣れた車を持っていける
    海外に車を持っていくことで、使い慣れた車を現地での移動手段として使うことができます。
    代わりに、イギリス以外では左ハンドル右通行のため、運転には注意が必要になります。
  2. 車の使い慣れた運転環境が維持できる
    日本の道路標識や交通ルールに慣れている日本人ドライバーにとって、海外の運転環境は非常に新鮮であり、違和感を覚えることがあります。
    右ハンドルの車を持っていくことで、今まで通りの環境のまま運転することができ、運転環境の違和感から解放されることができます。
    ちなみに、左ハンドルだとウィンカーが左レバー、ワイパーが右レバーです。
    イギリスで購入する車は右ハンドルですがウィンカーが左レバー、ワイパーが右レバーのため、最初は結構な違和感があると思います。
  3. 車の状態が良好な場合は、現地で高値で売れる可能性がある
    日本の中古車は品質が高く、海外でも人気があります。車を持っていく際に、状態が良好であれば、現地で高値で売れる可能性があります。
    ただ、日本でも左ハンドルの外国車は人気が低いため、買ってくれるところを探すだけで一苦労ということもあり得ます。
  4. 日本車のメンテナンスが比較的容易
    日本車は世界中で人気があり、日本車のメンテナンスに必要な部品や整備の技術は、世界中で比較的入手しやすいです。
    ですが、現地は左ハンドル化されてる国が大多数なので、形状が異なる部品に関しては取り寄せになる可能性があります。


実際に海外赴任中に感じた車に関する情報

ここでは、実際に私が海外赴任中に感じたことを書いていきます。

  • 日本車は燃費がいい
    持っていくにしろ買うにしろ、日本車は燃費がいいです。
    フランス車でもドイツ車でも悪くはないのですが、特に欧米は長距離運転がよくあると思うので、燃費がいいにこしたことはありません。
    ちなみに、フランスは新型コロナウイルス流行中はガソリンが160円/Lほどでしたが、2023年は280円/Lとかなり高価です。
  • 外国車はナビに日本語がない
    これ、最初は意外と困りました。
    どこかに行こうとしたときにナビを設定するんですが、現地語か英語しか選べません。
    結局スマホのスタンドを取り付けてGoogleMapを活用してますが、ナビが外国語というのは結構戸惑います。
  • 外国車の標準スペックが日本販売のスペックと異なる
    知っている人からすると当たり前ですが、外国車を日本で売るとき、最低スペックのモノをそのまま持ってきていることはまずないです。
    エアコンはもちろん、USB充電器やバックモニターなど、ちょっと高級仕様になっています。
    そのため、日本で乗っていた車種や、知っている車種で買おうとすると、「え、これついてないの?」ということがよくあります。
  • サイドミラーは基本的に手動
    今どき!? その1です。
    基本的には手動で、ちょっと高いモデルが電動です。
  • バックモニターや360度モニターは珍しい
    車にはお金をかけない人が多いんでしょうか?
    こういった設備がついている車は珍しいです。
    狙って買おうとするとなかなか買えません。
    使うと非常に便利で手放せなくなると思うんですが、不思議です。
  • マニュアル車が多い
    海外はマニュアル車がまだまだ現役です。
    オートマの割合が少ないため、中古車で買おうとするとなかなか車を決められないこともあります。
    とはいえ、最近は増えてきているため、そこまで気にしなくても大丈夫でしょう。
    ただ、あれこれ条件を付けると、そもそも希望の車だと出物がないという事態も想定する必要があります。
  • 現地メーカーのほうがディーラーが多い
    故障を経験した時に、近場のディーラーを探したのですが、やはり現地メーカーのほうがディーラー数が多いです。
    といっても、直営じゃないメンテ屋さんもいるので、日本車でもそこまで不安は感じないでしょう。


車を保管した場合のメリットとデメリット

車を日本で保管しておくと、一時帰国した際に使用することができます。
家族連れで旅行したいとか、チャイルドシートを準備しないといけないとかになると、保管しておくと便利です。

ただ、長時間乗っていないと車自体がだめになってしまう危険性があります。
特に、バッテリーが切れてしまう危険性は高いでしょう。

そのため、保管する場合でも定期的なメンテナンスを家族や友人にお願いしておくのが無難です。

また、自動車税や駐車場費用、車の保険代については継続的に出費が続くことになるため、安くない選択肢であるということは忘れないでください。

売る前にやっておくこと

売るか保管か悩む前に、実際に売ったらいくらで売れるのかを確認しておくことも大切です。

そんなときは近場のディーラー、中古車ショップや、ネットで査定することもできます。



車を売る機会はそうそうないと思うので、できるだけ高く売りたいですね。

まとめ

  • 車を売る場合
    手続きなどの悩みや手間から解放されるが同じ車を買えない心配がある。
  • 車を持っていく場合
    慣れた愛車を使い続けられるがメンテナンスや右車線など不便もある。
  • 車を保管するなら誰かの協力が必要
  • 売るなら事前に見積してもらおう

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