「子供が突然嘔吐!看病でママもぐったり…」
子育て中の家庭なら、誰しもが経験するかもしれない緊急事態。子供の苦しそうな姿を見るのは辛いし、後片付けも大変。さらに、看病疲れでママまでダウンしてしまったら…?
こんにちは!3児の父、ふーさんです。先日、まさに我が家で子供が嘔吐し、布団やシーツの後始末に追われました。その経験から、「こんな時、夫(パパ)として何をすべきか?」を改めて考えさせられました。
この記事では、いざという時に慌てないために、夫(パパ)目線で「子供の看病&妻がダウンした時にやるべきこと」を、具体的な行動リストと心構えとしてまとめました。普段家事をあまりしないパパも、この記事を読めば、緊急時に家族をしっかりサポートできるようになるはずです。
【最優先タスク】落ち着いて!嘔吐物の適切な処理方法
子供が嘔吐した時、まずやるべきことは嘔吐物の処理です。パニックにならず、以下の手順で冷静に対応しましょう。適切な処理は、二次感染を防ぐためにも非常に重要です。
ステップ1:安全に嘔吐物を片付ける
- 換気する: 窓を開けて空気を入れ替えます。
- 使い捨ての手袋とマスクを着用する: 感染予防のため必ず装着しましょう。
- 嘔吐物を除去する: ペーパータオルや新聞紙などで、外側から内側に向かって静かに嘔吐物を覆い、拭き取ります。固形物が多い場合は、使い捨てのヘラや厚紙なども役立ちます。
- 密閉して捨てる: 拭き取った嘔吐物、使用した手袋、マスクなどは、ビニール袋に密閉して捨てます。(可能であれば二重にする)
※ トイレに流す場合は、詰まりの原因にならないよう、固形物は取り除いてから流しましょう。
ステップ2:汚れた場所を徹底消毒
- 拭き掃除: 嘔吐物が付着した床や家具などを、水拭きします。カーペットの場合は、ブラシでこすり落としてから水拭きを。
- 消毒する: 次亜塩素酸ナトリウム(家庭用塩素系漂白剤を薄めたもの)または市販のノロウイルス対応消毒液を使って、嘔吐物が付着した場所とその周辺を広めに消毒します。ペーパータオルなどに浸して拭き、その後水拭きします。(色落ちしないか目立たない場所で確認を)
※ アルコール消毒は、ノロウイルスなど一部のウイルスには効果が低い場合があります。次亜塩素酸ナトリウムの使用が推奨されます。
ステップ3:衣類・寝具の洗濯(二次感染防止のコツ)
- 下洗い: 洗濯機に入れる前に、付着した嘔吐物を水で洗い流します。お風呂場で行う場合は、排水溝にネットなどを設置し、固形物が流れないように注意しましょう。(水を含むと非常に重くなるので注意!)
- 消毒・つけ置き: 可能であれば、次亜塩素酸ナトリウム(薄めたもの)や酸素系漂白剤に30分ほどつけ置きすると、より効果的です。(色柄物注意)
- 洗濯機で洗う: 他の洗濯物とは分けて、単独で洗濯します。洗剤は通常通りでOKですが、可能であればお湯(85℃以上で1分間以上が理想)で洗うと殺菌効果が高まります。(洗濯機の耐熱温度を確認してください)
- しっかり乾燥: 天日干しが理想ですが、乾燥機を使用する場合は高温設定で。布団など大きなものは、風通しの良い場所で中までしっかり乾かしましょう。
※感染症(ノロウイルス等)が疑われる場合の注意点
ノロウイルスなどの感染力が強い病気が疑われる場合は、特に以下の点に注意してください。
- 処理時の装備を厳重に: 手袋、マスクに加え、エプロン(使い捨て)、ゴーグルなども有効です。
- 次亜塩素酸ナトリウムでの消毒を徹底: アルコール消毒は効果が限定的です。
- 処理後、着ていた服もすぐに洗濯する。
- 手洗いを通常以上に念入りに行う。
家族の命綱!食事の準備はどうする?
子供が病気で、さらに妻もダウン…となると、食事の準備は大きな課題です。しかし、こんな時こそ無理は禁物。
優先すべきは「乗り切ること」
栄養バランスも大切ですが、まずは「家族が食事にありつけること」「状況を乗り切ること」を最優先に考えましょう。完璧な手料理にこだわる必要はありません。
冷蔵庫チェック&外部サービスの活用
- 冷蔵庫・冷凍庫を確認: 消費期限の近いもの、古い作り置き、冷凍食品などを活用します。レトルト食品や缶詰なども役立ちます。
- 外部サービスを躊躇なく利用: 近くのスーパーの惣菜、コンビニ弁当、テイクアウト、デリバリーなど、利用できるものは積極的に活用しましょう。今は便利なサービスがたくさんあります。
衛生管理と子供への配慮
- 衛生面に注意: 食中毒などを起こさないよう、手洗いや調理器具の消毒はいつも以上に念入りに。
- 子供の体調に合わせる: 食欲がない場合は無理強いせず、水分補給を優先。食べられそうなもの(おかゆ、うどん、ゼリー、スープなど)を少量ずつ用意します。消化に良い、柔らかいものを選びましょう。
妻が動けない…最低限やるべき家事リスト(60点主義のススメ)
普段あまり家事をしないパパにとって、妻がダウンした時の家事は大きなプレッシャーかもしれません。しかし、ここでも「完璧」を目指す必要はありません。
なぜ「完璧」を目指さない方が良いのか?
普段と違う緊急事態です。家事を完璧にこなすことよりも、「家族の生活を最低限回すこと」「看病や自身の休息に時間を充てること」が重要です。私は「家事は60点でOK」と考えています。普段のクオリティを求めず、優先順位をつけて取り組みましょう。
我が家の優先順位(例:食事→洗濯→掃除)
家庭によって優先順位は異なりますが、参考までに我が家(子供3人)の例です。
- 食事の確保 (最優先): 上記参照。食べなければ元気が出ません。
- 洗濯: 特に子供が多いと、すぐに洗濯物が溜まります。最低限、下着やタオルなど必要なものだけでも洗い、干す(乾燥機でもOK)。毎日少しずつでも回さないと、後で大変なことになります。
- 簡単な掃除: 目立つゴミを拾う、汚れた場所をサッと拭く程度でOK。食器洗いも、食洗機があれば活用し、なければ最低限、次の食事ができるように片付けます。
普段の掃除レベルやアイロンがけなどは、後回しで構いません。
元気な兄弟姉妹への対応
病気の子以外に元気な子供がいる場合、その子のケアも必要です。学校や園への送迎、遊び相手、食事の世話などが発生します。テレビやゲームに頼る時間が増えても、緊急時なので割り切りも必要です。可能であれば、祖父母や地域のサポートに頼ることも検討しましょう。
意外と重要!家族への精神的サポート
物理的なケアだけでなく、精神的なサポートも夫(パパ)の大切な役割です。
病気の子供に寄り添う
体調が悪い時は、誰でも心細いものです。感染に気をつけながら、できるだけそばにいて、背中をさすってあげたり、安心する言葉をかけたりしてあげましょう。
妻への気遣いと感謝
看病で疲れている妻、あるいは自身も体調を崩している妻への気遣いを忘れずに。「大丈夫?」「ゆっくり休んでて」「いつもありがとう」といった言葉だけでも、妻の気持ちは楽になります。夫が率先して動く姿を見せることも、大きな支えになるはずです。
【平時にやるべきこと】緊急事態に備える事前準備
いざという時に慌てないために、普段から準備しておけることがあります。
優先順位の共有と役割分担の確認
家族が元気な時にこそ、「もしママがダウンしたらどうするか?」を夫婦で話し合っておきましょう。家事の優先順位、最低限やるべきこと、パパができること・できないこと、頼れるサポートなどを具体的に確認しておくと、いざという時の動きがスムーズになります。
必要物資の備蓄
- **消毒・衛生用品:** 次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)、使い捨て手袋、マスク、ペーパータオルなど。
- **食料・飲料:** レトルト食品、缶詰、冷凍食品、経口補水液、子供が好きなゼリー飲料など。
- **医薬品:** 解熱鎮痛剤、整腸剤、体温計など。
普段から少し多めにストックしておくと安心です。
まとめ:パパの冷静な対応が家族を救う!
子供の病気や嘔吐、そして妻のダウンは、家庭にとって大きなピンチです。しかし、そんな時こそ夫(パパ)の冷静な判断と行動が、家族を支える大きな力になります。
- 嘔吐処理は安全かつ迅速に(二次感染防止!)。
- 食事は無理せず、外部サービスも活用する。
- 家事は「60点主義」で優先順位をつけて。
- 病気の子供と妻への精神的サポートを忘れずに。
- 平時から夫婦で話し合い、備えておくことが大切。
完璧じゃなくて大丈夫。この記事を参考に、いざという時に自信を持って家族を守れるパパを目指しましょう!
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