海外赴任はワンオペ育児? ワークライフバランスのとり方

はじめに

この記事は、
3人の子供を連れて海外赴任した私の経験談として
・ワークライフバランスが崩れる働き方になってしまう理由
・その時家族に起きる問題と対策
を知ることができます。

海外赴任でのワークライフバランスの実態
 海外赴任するとワークライフバランスが崩れる原因はいくつかあります。
 1.平社員じゃなくなるので時間管理されなくなる
  海外赴任すると、なぜか管理職扱いになります。
  そのため、残業という概念がなくなり、裁量労働制というものに切り替わります。
  裁量労働と言えば聞こえはいいですが、海外赴任中の仕事は多岐にわたるため、完ぺきにこなすためにはひたすら働き続けるしかありません。
  特に、自分以外の人からの依頼で仕事が増えることが多いです。
  そんな時、日本の平社員であれば残業代がついたり、そもそも労働組合が守ってくれることで、残業にしすぎに制限がかかります。
  ですが、海外赴任中は裁量労働制のため、夜遅くまでどころか土日も休まずに働いても、労働法上問題にならないことがあります。
  2.日本からの依頼を自分が対応しないと終わらない
  同じポジションに海外赴任者がいれば協力することができるのがですが、自分一人しかいないことも多々あります。
  私も、日本の本社から「今日中にこうしておいて!」と依頼が飛んできて、夜中の12時にテレビ会議をして、確認が取れてから睡眠するといった経験をしました。
  誰にも頼ることができず、自分一人しか対応できないとこういう事態になります。
  正直、非常につらいです。
  あまりに働きすぎると、いろいろと手当貰ってて多いはずの給料が、時給にすると頭を抱えるような額になることもあります。

子連れでの海外赴任における育児環境

海外での育児環境は国によってさまざまです。
フランスの場合ですが、学校が朝夕の延長育児をしてくれており、有料ですが非常に助かります。
妻が発熱で寝込んだ場合は、夫が朝夕にこの延長育児に送迎することになります。
もしくは、同じ赴任者仲間の奥様に送迎を依頼することになるのですが、学校が遠いとちょっと申し訳ないし、子供に何かあったらと思い頼むのを躊躇することもあると思います。
フランスにも育児代行サービスや送迎代行サービスがあるのですが、相手が安心して任せられる人か、申し込み方や支払い方など、いろいろ調べる部分が多いです。
そのため、学校に協力を求めて紹介してもらうのが一番安心になります。

また、先ほど書いたように旦那さんは仕事に忙しくて帰ってこれないことがあります。
日本で毎日定時あがりだったとしても、本人の意思とは無関係に仕事をする必要が出てきます。
そのため、奥様は旦那がいないと思うくらいでちょうどいいという可能性があります。

そんなときのために、頼れるサービスや人は、すぐに探しておきましょう。

子育てに関する心構えやアイデア

子育ては日本ですら大変です。
子供は親の思った通りには動いてくれません。
そのため、家族帯同で来るということは、奥様がなんでも自分で解決するぞ!くらいの意気込みが必要です。
もちろん、わからないことや困ったことは周囲に頼ってみてください。
ただ、思い通りにはならないことが多々あります。
これも経験、と思って、その場その場でなんとかしていくしかありません。

育児をしながら自分自身も楽しむ方法


子育てに専念しすぎると、子供が学校に行っている時間が暇になります。
アクティブな方は現地のコミュニティに参加したり、日本人同士で情報交換したり、地域によってはアクティビティに挑戦したりすることができます。
せっかくの海外赴任です。
何事も恐れず挑戦してみることをおすすめします。
こうすることで、語学に関する意欲が増えたり、生活に必要な情報をさっと手に入れたりすることができます。

まとめ

 ・海外赴任は裁量労働制で労働時間が増えやすい
 ・妻は一人でなんとかする覚悟が必要
 ・子育てしつつ、チャンスを生かすことで楽しみましょう

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