子供の言語教育を考えての海外駐在

お子さんに外国語を学ぶいい機会として海外駐在を考えてる人もいるのではないでしょうか?

海外駐在は駐在員本人にとっても日本にいては得られない経験を得る素晴らしい機会ですが、一緒に行く家族にとってもとてもいい経験になります。

海外駐在で語学力を伸ばすためにできること、やったほうがいいことをまとめました

  • 現地校もしくはインターナショナルスクールに通う
  • 現地の友人と交流する
  • 日本語も英語(現地語)もわかる家庭教師をつける

現地校もしくはインターナショナルスクールに通う

これはものすごく大事な反面、ものすごく大変です。

というのもの、例えばフランスだとパリに日本人学校という、駐在員家庭向けの学校があります。

ここに通っていると、基本的に学校での日常会話や授業は日本語です。

これはどこの国でも同じで、アメリカでも中国でも日本人学校では日本語が基本となります。

すると、当然子供は現地の言葉で現地の子供と遊ぶことができません。

それでも簡単なやり取りはできるようになってきますが、将来を考えて学ばせる場合には向いていません。

ただ、日本での受験を帰国子女で受けられない場合は、基礎学力を伸ばすという意味では日本人学校がおすすめです。

ただ、英語や現地語を学習するのが前提であれば現地校かインターナショナルスクールに通うのが効率的です。

授業を英語で受けるのと、日本語で受けること、友人が使う言葉というのはものすごい影響があるということを知っておいてください。

ちなみに、フランスだとバイリンガル教育の私立学校もあります。フランスに限らず、英語+現地語を学んでいるといきなりトリリンガルになれます。1年では難しくても、2年も過ごしていると子供は自然と言葉の使い分けをできるようになります。お子さんとよく話し合ったうえで、親も支えるから挑戦してみよう!となった場合はぜひ現地校(インターナショナルスクール)をおすすめします。

現地の友人と交流する

私が大学生だったころ、研究室の先輩が留学していました。

でも留学先で日本人とばかり話していて現地(イタリア)の言葉はそんなにつかえるようにならなかったと言っていました。

逆に同じ留学先でも、現地のイタリア人と積極的に交流した人は今でもイタリア語がペラペラです。

つまり、言葉というのは使ってこそ覚えるんですね。

自分自身も子供のころ、いっぽん、にほんといった数え方や言葉遣い、言葉のアクセントやイントネーションは間違っては直され、を繰り返して覚えました。

ということはやはりネイティブと話して、君の言葉は正しくはこうだよと直してもらうのが一番早いです。

そのために現地の人と積極的に交流しましょう。

まずは、日本文化のコミュニティやダンスサークル、移民向けの教育プログラムなどがおすすめです。

現地の大学が言葉の授業を開いていることもあります。

そこから、日常でよく使う言葉を覚えると会話がスムーズになります。

子供も、大人が頑張ってる姿を見ると、私が先生になってあげる!とはりきってくれます。

子供は子供で現地の子供と遊びを通して言葉を覚えるため、最初の一歩を踏み出せればすんなりいくことが多いです。

といってもやはりお子さんによってはどうしても現地の学校に行きたくない!となるため、この悩みについては別途書いてみます。

日本語も英語(現地語)もわかる家庭教師をつける

大人はある程度推測する力があるのと調べられるので問題ないのですが、お子さんには日本語と英語(

現地語)のわかる家庭教師をつけるのがおすすめです。

というのも、我が家の場合はフランス語ですが、日本語だとできていたこと、伝えられていたことを伝えられなくて子供のストレスがたまるんです。

例えば「やめて!」「一緒に遊ぼう」「助けて」「これあげる」「これちょうだい」「おにごっこしよう」「じゃんけんしよう」など、日本語なら遊んだり、友達を作るときに必要な簡単な言葉がわからないんです。

英語でもこういった学校で習わない、仕事で使わない言葉はわからない人も多いんじゃないでしょうか。

例えばフランスでは今ベイブレードが流行っているんですが、今度一緒にベイブレードやろうよ!も知らない言葉だといっきにいうのが難しくなります。

そんなときに、日本語と英語(我が家の場合はフランス語)ができる家庭教師がいると、「子供がこういうことを伝えたいんですがなんて言えばいいですか?」と気軽に聞くことができます。

そしてそれを紙にカタカナとフランス語で書いておくと、子供が指さしながらほかの子と一緒に見て、読むだけで伝えることができます。

1年もすると不要になるかもしれませんが、まずはストレス緩和のために日本語もできる家庭教師がおすすめです。

特に、情報の調べにくい英語以外の国に行く場合は親もゼロから勉強する可能性もあるので、ぜひぜひ探してみてください。

フランス語の場合は後日開設のツイッターで連絡いただければ相談に乗ることができると思います。

まとめ

  • 現地校もしくはインターナショナルスクールに通う
    大変だけど言語に対する効果は絶大
  • 現地の友人と交流する
    言葉を使う時間は多ければ多いほどいいです
  • 日本語も英語(現地語)もわかる家庭教師をつける
    言いたいことを言えないストレスを減らすためにも相談相手としてもおすすめです

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